ども!りはこんぶです。
今まで回復期と訪問リハ、通所(外来)リハを経験してきました。
個人的には訪問リハで働いている時が一番好きだったのですが、
そのとき、
訪問リハってほんとピンキリだな~って感じてました。
変な事業所が多いから、どんどん介護報酬で立場が厳しくなっています。
今回は変な事業所の特徴をいくつか挙げてみました。
今利用されている訪問リハに該当するところがあれば注意したがいいと思います。
ちなみに、今回は介護保険のリハについて、訪問看護からのリハも訪問リハとしてまとめて書いてます。
マッサージだけして終了
ほんと多いんですよね、こういうの。
訪問リハビリって厚労省の定義から一部引っ張ってくると
「日常生活の自立を助けるために行われる理学療法・作業療法その他リハビリテーション」
と定義されています。
マッサージだけで生活が自立するのかぁ?!
そりゃ痛みや筋肉の硬さが阻害因子なら多少はわかるけど、
マッサージだけ週2回。
それで1年以上となると・・惰性を感じます。
単にマッサージだけ受けたいなら
医療保険の訪問マッサージやれって話!
頻度をやたら増やす
これもほんと多い・・
個人的には訪問リハって、目標を利用者と決めて、
それを達成できれば頻度を減らしたり、ゆくゆくは終了していけるのが理想。
そりゃ神経難病とか進行疾患の方は身体機能の維持で続けていく方も多いですが。
前述のマッサージだけして、
気持ちいいなら、もっと回数増やしましょう!と安易に誘ってくるのは
単なる金儲け主義!
利用者の事なんてなんとも思ってないですよ。カモにされてます。
頻度を増やすときは
- 一時的に機能が低下して、集中的に行った方が良いとき
- 目標に対して頻度を上げたがより効果的な時
頻度を増やすにしても、減らすにしても、目標ありきであるべきです!
散歩しているだけ
これも目標がどこなのかって話で
- 買い物に行くための練習
- 重介助でリハでしか歩けない、QOL(生活の質)を上げるため
とか、目的がはっきりしているならいいんですが。
ただ、家の近所を散歩して、戻ってきたら揉み揉み!
ただの買い物付き添いなら、ヘルパーとやってくれ!
目標とプランが合っているか
結局はそういうことなんです。
つらつらと書いてきましたが、
リハ実施計画書で目標をしっかり共有しているはずなのに、
マッサージだけ、散歩だけ と、
ゴールを意識していないリハビリが多いのが問題なんです!
ケアマネにもわかってもらう必要がある
でも、それがわかっている人がそもそも少ないんですよ。
病院とか医療保険のリハビリだとリハビリを処方するのはドクターですが
介護保険だとリハビリを提案するのはケアマネなんです!
そもそも、リハビリって何するの?整体みたいなの?って
ケアマネもリハビリの事 分かっていない人が多いってのが現実。涙
だからマッサージだけでも、そんなもんかな?
って利用者もケアマネも何となく続けてたりします。
頑張ると儲からない 介護保険
介護保険って自立支援のサービスが多いのですが、
自立してサービスが終了になると利用者が減るので、事業所は儲からないんです!
他のサービスへ移行して多少加算があったりしますが、それでは不十分。
そりゃ頑張っても収益が減るなら、頑張らないよな~って。
まだまだ矛盾をたくさん抱えているサービスです。
かといって、訪問リハの意味を忘れてやりたい放題やって、
介護報酬を取りまくるだけのリハビリって必要なの?
って国も疑っちゃいますよ。
リハとして正しい事をして、仕事していきたいですね。
ありがとうございました!