理学療法士/作業療法士になるには大学と専門学校どっちがいい？

こんにちは、こんぶです。１０年以上理学療法士をしています。

私も高校生の時は学校選びにめちゃくちゃ悩みました。

偏差値と学費が全然違いますからね。

今日は、PTに学歴は必要か？リアルな事を書いていきます。

理学療法士になるには大学と専門学校どっちがいい？

どちらを選んでも、大差ない大丈夫です！

私自身は国公立大を卒業していますが、特に専門卒より得したことはありません。

今まで働いていて、学歴で有利になる、不利になるなんて事はありませんでした！

有名なPTの方も学歴は関係ありません！

なので、行ける学校に入学すれば大丈夫です！

ただ、大学と専門で微妙に違うところはあるので、それぞれのメリットを解説していきます。

給料は変わるの？

基本は同じです。

あまりないですが、職場によっては初任給が月１万円ほど違うところがあります。

でも、それぐらいの差は頑張って昇格すればすぐ取り戻せますし、

そんな職場を選ばなければいいだけ。

学費は違うの？

学費はけっこう違います。ざっくりですが、

取れる資格は同じなのに、この学費の差はびっくり。

国公立大だと親には感謝されます。

大学進学のメリット

ここからはそれぞれの強みを書いていきます。

研究に強い

大学は設備が充実していて。研究活動が活発です。

また、授業をしてくれるのは大学の教授・准教授で、教授のゼミに参加もできるので、研究に詳しくなります。

将来、研究を頑張りたい人は大学がオススメです。

将来の選択肢が増える

将来、PT以外の仕事もする可能性があるなら大学の方がいいです。

違う職業に転職する時に、大学卒の扱いになるからです。

死ぬまでPT！と断言できる人はいいのですが、10年後どう思うかは分かりません。

医療職ってなかなか離職率高いですからね。

youtubeで人気のヒロユキさんも「選択肢の増える方を選んだがいい」と言っています。

大卒の方が選択肢は増えます。

京都大学のPTの話

京大は多くの有名なPTを輩出している、日本最難関のPT養成校ですね。

その京大のPT学科の生徒、半分は違う職業に就くそうです。

まぜなら、京大にくる一般企業の求人の方が給料がいいからだそうで、みんなそっちに就職するのだそうです。

高校を卒業すると色んな経験・勉強をするので考え方も変わるんですね。

専門学校進学のメリット

技術的に学びたいなら専門の方が強い

専門学校の先生はPTです。授業もベテランのPTが教えてくれます。PTとしてのテクニックを磨きたいなら専門学校の方がオススメです。実技の授業も専門だとしっかり時間をとってあります。

特に歴史ある専門学校はできたばかりの大学よりも授業内容が深かったりします。

大学での授業はPTだけでなく、医者や看護師も教えてくれます。また、医療現場の経験より研究の経験の方が長い教授も多いので、授業内容がやや古かったりします。

同期の人数が多い

学校によっては１学年100名近い時があります。国公立大だと20～30名ほど。

同期が多いってことはPT仲間がその分多いってこと。社会人になってからの人脈は宝です。

今はSNSで卒業後も連絡も取りやすいですから、情報収集やモチベーションも保ちやすいですね。

国家試験の合格率はあてにしない

これはメリットではなく注意点なのですが、PTは学校を卒業＆国家試験を合格しないとなれません。

よく専門学校の宣伝で国家試験の合格率を掲げている学校がありますが、

合格率が高い学校はそもそも成績が悪い生徒に国家試験を受けさせない、という方針なので、合格率は気にしない方がいいです。PT国家試験の合格率は８割ぐらいありますからね。

学校に関係なく普通に勉強すれば合格できます。

まとめ

繰り返しますが、PTになるには大学でも専門学校でもどちらでも問題ありません。

浪人してまで大学へ行くメリットは少ないかと思います。

よほどのこだわりが無ければ、別ですが。

あと、学校はどこを選んでもOKですが、勉強しなくていいというわけではありません。

大学受験並みに国家試験の勉強は必要です。大学受験の経験は今後の人生で決して無駄にはなりません。

PT学校受験の相談にも乗りますので、学生の皆さんもコメント欄に遠慮なく質問してください。

今日はこれまで！ありがとうございました！