どうも!理学療法士のこんぶです!
今日は普通型車椅子のサイズの選び方について書いていきます!
皆さん、車いすに座っていて こんなことはないですか?
- 長いこと座っていると姿勢が崩れてくる
- 座っていると体が痛くなる
- 介助がしにくい
それは車いすのサイズが合っていないのが原因かもしれません。
車いすを購入/レンタルするときにどのようにサイズを決めたらよいか、
座りやすい車いすの選び方を解説していきます。
ちなみに、車いすの種類は色々あるのですが、
今回は一般的な4輪の普通型車いすについて書いていきます。
↓このタイプですね
サイズ選びって重要?
ずばりむちゃくちゃ重要です!
クッション性の高い車いすでも サイズが合っていなかったら台無しです。
サイズが小さすぎると・・・
- 体と車いすの間にスペースが少なく身動きがとりにくい
- 介助者の手が届きにくく、介助がしにくい
- 車いすに体が当たったままで、傷ができてしまう
サイズが大きすぎると・・・
- 座っている姿勢が崩れてくる
- 崩れた姿勢で座るため一か所に圧がかかって体が痛い
ということが起きてきます。
傷ができやすいところは?
座っていて、傷ができやすい箇所はだいたい決まっています。
参考文献1)
車いすに限らずですが、楽じゃない姿勢を続けると体に悪影響がでます!
なので、福祉用具は体に合うものを必ず選んでください。
車いすのサイズは何で決める?!
車いすのサイズはまず座幅で決めます。もうこれが今回の結論なのですが。
座幅って何?という方、車いすの座面の横幅のことです。タイヤは含みません。
座幅は主に3サイズあって、35cm幅40cm幅45cm幅があります。
一般的で最も多いのが40cm幅です。
ご高齢の方で、中肉中背の方はだいたい40cm幅で問題ないでしょう。
でも、これはあくまでご高齢の方での考え方なので、
身長が170cm以上の方や、ぽっちゃり体型の方は45cm幅が良いでしょう。
逆に身長が150cm未満や、やせ型の方は35cm幅が良いと思います。
自分はどのサイズ?
身長と体重でもざっくりとはわかりますが、確実な方法は
自分の腰幅を測定すれば概ねわかります。
参考文献1)
ここですね。座った状態で測定してください。
車いすに座った時に左右とも2cm程度の余裕があればOKなので、
自分の腰幅+3~4cm程度のサイズで選ぶと間違いないと思います。
車いすのシート位置の高さは?
シート位置の高さとは、床から座る所までの長さのことです。
最近の車いすは高さを変更できるタイプの車いすがほとんどなので、
車いすを選ぶ段階ではそこまで気にする必要はありません。
高さを決めるときは車いすのクッションを先に決める必要があります。
クッションによって分厚さが数cm変わってきてしまうので、車いすのシートの高さはクッションを決めた後に調整した方がいいですよ。
ちなみに、高さを決めたいなら。
参考文献1)
ここの長さを測ります。この長さ+5cmぐらいです。
車いすを足で漕ぐ方は+2~3cmぐらいがいいですよ。
まとめ
- 車いすのサイズは横幅で決める
- 座った状態で腰幅を測って+3cmのもの
- 高さはクッションを選んでから
少しはお役に立てたでしょうか?
クッション選びもまた別の機会に書いていきますね。
ありがとうございました!
※参考文献
1)シーティング技術のすべて:医歯薬出版株式会社