ちがう業界に転職したいけど、いまいち決断がつかないニャ・・
こんちは!
コレステロールがついに境界域を超えました、もちろん悪玉の こんぶです!
いつもは医療職に向けて転職情報などを提供しています。
今回は私が今まで読んだ中で、転職に迷っている時に背中を押してくれた本を紹介します。
いわゆる転職のテクニックを解説するビジネス本ではなく、著名人が書いている自己啓発系の中でも読みやすい本を紹介していきます。
ちなみに私は全部図書館で借りて読みました。
近くの図書館に全て置いてある本だと思いますので、ぜひ読んでみてください。
「諦める力」為末大
違うフィールドで戦いたくなる本
みなさんご存じ、400mハードルのメダリスト為末大さんが書いた本です。
日本人初、トラック競技でメダルを獲得された為末さんですが、学生時代の頃は400mハードルではなく、100mや200mをされており、そちらでも全国優勝されています。
それだけでも超すごいですよね。
ではなぜ、100mといった陸上の花形競技から、当時マイナーな400mハードルという種目に変えたのか、その経緯と葛藤「勝つまでの最短距離を探す方法」が書いてある本です。
高校3年生での転機
カンタンに内容も紹介します。きっかけは高校3年生のインターハイ。
インターハイ前は100m走の記録が伸び悩み、肉離れなどのケガも繰り返していたそうです。ある日、陸上部の監督からは相談もなく100mのエントリーを取り消されてしまいます。
為末さんは激オコになりますが、監督の言う通りに400mで出場し、インターハイで日本ジュニア新記録で優勝されます。
そのことがきっかけで思ったそうです。
「たしかに100mは記録も伸びないし、ケガも多くて体に限界が来ていた。世界的に見ても400mの方が勝つイメージができる。」
と思い、転身されたのでした!
手段を諦めることと、目的を諦めることのちがい
「多くの人は、手段を諦めることが諦めだと思っている。だが、目的さえ諦めなければ、手段は変えてもいいのではないだろうか。」
為末さんは陸上の競技種目を変えましたが、世界レベルの陸上で勝ちたいという目標に対して手段を変えただけなのです。
「陸上で最も勝ちにくい100mを諦めて、僕にとって最も勝ちやすい400mハードルにフィールドを変えたのは、僕が最も執着する勝利という目的を達成するために必要だったからだ」
この考えって、転職を考えるときにも当てはまりませんか?
目的は何か?フィールド(職場・業種)は勝ちやすいところか?
- 自分の人生の目的は何か?
- 今のままで勝ち筋は見えるのか?
この本を読むと、こういうことを考えさせられます。
人生という大きな視点で 今の自分を見たときに、今の仕事は人生の目的に合っていますか?
目的を達成するのに 今の職場・業種で勝ち上がっていくイメージはできますか?
もし、NO!ならば、転職がひとつの選択肢に上がってくると思います。
全体で200ページちょっとで読みやすいので、ぜひ読んでみてください。
「投資家みたいに生きろ」藤野英人
投資家が説く人生論
- そのお金の使い方は 投資? それとも 浪費?
- では、その時間の使い方は?
普段何気なく買っている物や何となくSNSで過ごしている時間は投資か?浪費か?リターンがどれぐらいあるのか?
最近youtubeでもよく見かける、ファンドマネージャーの藤野さんが普段の生活を投資家的視点で解説してくれます。
時間の使い方、生活が変わる本です!
「今」を基準に「これから」を考える
長い間、同じ会社に勤めていると、「ここまでキャリアや人脈を築いて、辞めるのがもったいない!」という気持ちになることがあります。
藤野さんはそんな考えもバッサリ否定してくれます。
投資の世界では今まで費やした回収できないコストの事を「サンクコスト」と言うそうです。
今まで投資した分を回収しようと、投資し続け、さらに損をする心理。
あくまで今を基準に考える。ここから先に価値が上がるかどうかが重要と書いてあります。
これも、転職の時の考え方を似ていますよね?!
今の職場にずっといて、どれほど自分の価値が上がりそうですか?リターンが得られそうですか?
なあなあにキャリアを積んでいる時にグサッとささる文章が満載です。
転職しなくても、物事の考え方が変わる本です。ぜひ読んでみてください。
「アフターコロナの成長戦略」成毛眞
目を凝らせば勝機は無数にある
成毛眞さんは元日本マイクロソフト社の社長で、本もたくさん書いてらっしゃいます。最近出した本だと「2040」が話題になってますね!
私は成毛さんの本を好んでよく読むのですが、書き方が簡潔でサラッと読めるんですよね。そして、読んだあと、ちゃんと記憶に残るんですよ・・・成毛さんが書いた本は時間のコスパがいいんです。
この本ではこれからの社会の展望と、その中でどのように立ち回っていくべきか、ヒントが書かれています。
転職についてのチャプターもあって、こう書いてあります。
「最初に就職した会社は3年で辞めろ!」www
会社は3年で辞めろ!
ちょっと極端な話かなーと、初めは思いましたが、よくよく読んでいくと違いました。
成毛さんが言いたいのは、その人に合った仕事内容と環境が大事ということが書いてあります。
為末さんの本とも通じるところがあります。
3年で手ごたえがなかったら、次の可能性に向かった方がいいのだそうで。
- 合わない仕事や合わない環境で働いても才能を発揮できない。
- 転職先で上手くいかなかったら、また変えればいい
と、書いてあるのを読むと、もっと転職は楽に考えていいのかなと思えてきます。
成毛さん自身も色んな会社を経てマイクロソフトに転職し、社長になられているので説得力があります。
“転社”でなく“転職”しろ!
転職っていうと皆さん同じ業種で会社を変更するイメージではないでしょうか?
これは成毛さん的考えですが、同じ業界内で職場が変わっても、それはただの転社であまり環境は変わらない。
やるなら業種自体変えないと何も変わらないというのです。
「儲けたいなら○○に転職しろ」と成毛節で書いてあるから面白い。
最近よく聞く軸ずらし転職の話と同じ物を感じます。
- 同じ場所にとどまるな!
- 違う業界、自分の力が出せる業界に移れ!
という気持ちにさせてくれる本です。
ぜひ、読んでみてください。
まとめ
以上、今回紹介したい3冊でした。
どれもHOW TO本ではなく、短いので、気持ちを後押ししてほしい時にサクッと読んでみてください。
最後までありがとうございました!